アラジンポットのblog
(ごま) M3-2008春
◆2008年04月27日(日)22:25
(ごま) Cubase4 64bit
◆2008年04月16日(水)
何となく続き。
UA-1EXを購入したが、結局正常に再生されなかった。再生時にCore2Quad-3GHzでCPU負荷80%の時点で、根本的におかしいと思う。こんなに高負荷では音切れしても当然だ。
タスクマネージャを見てみると、大きく負荷の掛かっているプロセスは見あたらない。少し負荷のあるプロセスはVSTBridgeとCubase4だけである。
VSTBridgeとはCubase4から32bitプラグインを利用するための32bitアプリである。VSTBridgeに32bitプラグインを読み込ませ、64bitのCubase4とプロセス間通信をして、音声/MIDIデータのやりとりをしている。
何でこんな面倒くさい事をしているかというと、64bitのプロセスには64bitのプログラムしかくっつけられない。32bitプラグインなどはくっつけられないのだ。
苦肉の策としてプラグインのホスト部分だけVSTBridgeとして切り離したのだろう。
プラグインのホストが切り離された事によるペナルティは大きい。今まで必要なかった通信のコストがかかる。D.A.W Benchのこのページを見ても分かるとおり、同じ仕組みのSonarでも結構な性能低下が起こっている。私のプロジェクトファイルだと400ch分通信する事になるので、通信だけで大変な負荷になることは想像に難くない。
通信のコストは負荷だけではなく、遅延も発生する。これは今回の最大の問題だ。プラグインの音が届かないうちに曲が先に進み、CDの早送りのような途切れ途切れの再生音になってしまう。回避するためにASIOのレイテンシーを大きくするにも限度がある。
そもそも32bitで作られたVSTBridgeは32bitの壁(4GBの壁)があるわけで、32bitプラグインをメインに使って32bitの壁にぶつかってるようでは、64bit版Cubase4を使う意味が全く無い。その上遅い。
D.A.W Benchを見ると64bit版Vista上で動作する32bit版Sonarは好成績を収めているので、32bit版Cubase4をインストールすることにした。
結果、CPU負荷は15%と激減した。
UA-1EXの再生音も正常になった。それどころかWaveCenter/PCIでも正常に鳴るようになった。
結局Cubase4-64bitを利用しようにも、殆どのプラグインが64bit未対応のため使い物にならなかった。
今回のような事例は日本語のサイトには殆ど書かれていないか嘘だったりするが、公式掲示板には参考になる投稿が多い。情報収集するならNuendoやCubaseの公式掲示板へ。
http://forum.cubase.net/
http://forum.nuendo.com/
今回VSTBridgeについて参考になったトピックはこちら。
http://www.nuendo.com/phpbb2/viewtopic.php?t=16891
メインで使うKONTAKTが64bitプラグインになったらCubase4も64bit版に移行しようと思う。
UA-1EXを購入したが、結局正常に再生されなかった。再生時にCore2Quad-3GHzでCPU負荷80%の時点で、根本的におかしいと思う。こんなに高負荷では音切れしても当然だ。
タスクマネージャを見てみると、大きく負荷の掛かっているプロセスは見あたらない。少し負荷のあるプロセスはVSTBridgeとCubase4だけである。
VSTBridgeとはCubase4から32bitプラグインを利用するための32bitアプリである。VSTBridgeに32bitプラグインを読み込ませ、64bitのCubase4とプロセス間通信をして、音声/MIDIデータのやりとりをしている。
何でこんな面倒くさい事をしているかというと、64bitのプロセスには64bitのプログラムしかくっつけられない。32bitプラグインなどはくっつけられないのだ。
苦肉の策としてプラグインのホスト部分だけVSTBridgeとして切り離したのだろう。
プラグインのホストが切り離された事によるペナルティは大きい。今まで必要なかった通信のコストがかかる。D.A.W Benchのこのページを見ても分かるとおり、同じ仕組みのSonarでも結構な性能低下が起こっている。私のプロジェクトファイルだと400ch分通信する事になるので、通信だけで大変な負荷になることは想像に難くない。
通信のコストは負荷だけではなく、遅延も発生する。これは今回の最大の問題だ。プラグインの音が届かないうちに曲が先に進み、CDの早送りのような途切れ途切れの再生音になってしまう。回避するためにASIOのレイテンシーを大きくするにも限度がある。
そもそも32bitで作られたVSTBridgeは32bitの壁(4GBの壁)があるわけで、32bitプラグインをメインに使って32bitの壁にぶつかってるようでは、64bit版Cubase4を使う意味が全く無い。その上遅い。
D.A.W Benchを見ると64bit版Vista上で動作する32bit版Sonarは好成績を収めているので、32bit版Cubase4をインストールすることにした。
結果、CPU負荷は15%と激減した。
UA-1EXの再生音も正常になった。それどころかWaveCenter/PCIでも正常に鳴るようになった。
結局Cubase4-64bitを利用しようにも、殆どのプラグインが64bit未対応のため使い物にならなかった。
今回のような事例は日本語のサイトには殆ど書かれていないか嘘だったりするが、公式掲示板には参考になる投稿が多い。情報収集するならNuendoやCubaseの公式掲示板へ。
http://forum.cubase.net/
http://forum.nuendo.com/
今回VSTBridgeについて参考になったトピックはこちら。
http://www.nuendo.com/phpbb2/viewtopic.php?t=16891
メインで使うKONTAKTが64bitプラグインになったらCubase4も64bit版に移行しようと思う。
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