アラジンポットのblog
(ごまた) Pentium G3258 購入&オーバークロック
◆2014年07月12日(土)
ファイルサーバとして使っていたATOM330機が5年目を超えていたので更新することにした。
あまりパワーの必要な用途では無いのでCeleron G1840を検討していたが、Pentium Anniversary Edition G3258が発表された。
Pentium G3258は倍率ロックフリーで、Z97,Z87チップセットと組み合わせる事によって、倍率変更によるオーバークロックを楽しむことが出来る記念モデルだ。
発売前にはAsrockおよびASUSからZシリーズチップセット以外でもオーバークロック出来るBIOSを出すと発表された。
これは安く遊べるのでは!と考え、安価なB85チップセットで内部シリアルポートがあるASUS B85M-Gを選定。
発売後、通販予約もせず秋葉原へ。
タワー型CPUクーラーXIGMATEK GAIA IIも購入。
秋葉原のソフマップでCPU+マザー購入で1000円引き、九十九電機ではタイムセール500円引きなど値引き合戦してて迷ったが、ソフマップでセット購入。B85M-Gが5458円は安い。九十九はGAIA IIが1980円と安かった。
購入時、店員はBIOSは6月の物ですと言っていたが、実際に組んだところ1月のBIOSであった。起動しなくてもBIOS-ROMはDIP8pinなので、外して書き換え業者に出せると覚悟していたが、問題なく起動できた。
BIOSを最新にしてオーバークロック実験。
数日オーバークロック出来なくて悩んだが、Vcoreをmanual(固定)にしないとCPU倍率が反映されない仕様だった。今までVcoreをoffsetで消費電力を減らしながら、と甘い考えをしていたのがいけなかった模様。インプレスのレビューを参考に電圧を設定すると33倍以上の設定が反映された。
4.8GHz、1.45V辺りでCPUが90℃オーバー。クーラーは35℃程度なのにCPUの温度は高いので殻割りして冷やさないと駄目なようだ。では殻割りするか?となると、そもそもパワーの必要ない用途なので殻割りしても仕方が無い。殻割り無しで4.7GHz、1.350V、66℃辺りがいいところと判断した。
実験機から実働用ミニタワーケースに組み替える。
ケースの蓋を閉めた状態では4.6GHz、1.275Vが安定した状態だった。
十分な冷却が行えるケースなら4.7GHzで常用できるだろうと思う。
実働用の構成は以下の通り。
ただ、実験は時間が掛かるので使いそうなポイントとなる
↑クリックで拡大
全てOCCT(LINPACK)で負荷を掛けた状態で測定。
電圧固定は低クロックで消費電力が不利になるものの、オーバークロックの限界を高望みしなければ著しく電力を増大させる物ではないようだ。
またオーバークロック時でもEISTは有効なので、負荷によってクロックは上下する。
0.8GHzと4.6GHzを激しく行ったり来たりしているので、一気に処理させてすぐアイドルに戻る使い方なら案外悪くないかも知れない。
組んだ感想
大きめのタワークーラーが2000円以下。そしてオーバークロック可能で4DIMMやシリアルポートなど必要な装備が揃っているマザーボードが6000円未満で買えるというのは凄いと思う。
「4pinFANを使わないと回転制御が効かないQ-FAN」「3phaseのVRM」「オーバークロック時はVcore電圧固定のみ」など安さゆえの制限に注意の必要があるものの、こんな遊びが安マザーで出来てしまうのは本当に面白い。
一通り遊んだ後は定格で使用。元々Celeronで済む用途なのだ。
あまりパワーの必要な用途では無いのでCeleron G1840を検討していたが、Pentium Anniversary Edition G3258が発表された。
Pentium G3258は倍率ロックフリーで、Z97,Z87チップセットと組み合わせる事によって、倍率変更によるオーバークロックを楽しむことが出来る記念モデルだ。
発売前にはAsrockおよびASUSからZシリーズチップセット以外でもオーバークロック出来るBIOSを出すと発表された。
これは安く遊べるのでは!と考え、安価なB85チップセットで内部シリアルポートがあるASUS B85M-Gを選定。
発売後、通販予約もせず秋葉原へ。
タワー型CPUクーラーXIGMATEK GAIA IIも購入。
秋葉原のソフマップでCPU+マザー購入で1000円引き、九十九電機ではタイムセール500円引きなど値引き合戦してて迷ったが、ソフマップでセット購入。B85M-Gが5458円は安い。九十九はGAIA IIが1980円と安かった。
購入時、店員はBIOSは6月の物ですと言っていたが、実際に組んだところ1月のBIOSであった。起動しなくてもBIOS-ROMはDIP8pinなので、外して書き換え業者に出せると覚悟していたが、問題なく起動できた。
BIOSを最新にしてオーバークロック実験。
数日オーバークロック出来なくて悩んだが、Vcoreをmanual(固定)にしないとCPU倍率が反映されない仕様だった。今までVcoreをoffsetで消費電力を減らしながら、と甘い考えをしていたのがいけなかった模様。インプレスのレビューを参考に電圧を設定すると33倍以上の設定が反映された。
4.8GHz、1.45V辺りでCPUが90℃オーバー。クーラーは35℃程度なのにCPUの温度は高いので殻割りして冷やさないと駄目なようだ。では殻割りするか?となると、そもそもパワーの必要ない用途なので殻割りしても仕方が無い。殻割り無しで4.7GHz、1.350V、66℃辺りがいいところと判断した。
実験機から実働用ミニタワーケースに組み替える。
ケースの蓋を閉めた状態では4.6GHz、1.275Vが安定した状態だった。
十分な冷却が行えるケースなら4.7GHzで常用できるだろうと思う。
実働用の構成は以下の通り。
- CPU
- Pentium Anniversary Edition G3258
- クーラー
- XIGMATEK GAIA II + DFS122512L-PWM-LED(鎌風の風PWM 310-1200rpm)
- グリス
- サンハヤト SCH-20
- 電源
- 帝力プラチナNaked 500W SPTRPN-500
- マザーボード
- ASUS B85M-G
- BIOSバージョン
- 2001
- Memory
- SuperTalent W1333UX8GV (1枚のみ)
- ケース
- メーカ不明ミニタワーケース
- ストレージ
- HDD HGST 80GB 1台
面倒だが電圧固定時の各CPUクロックで電力測定を行うことにした。
ただ、実験は時間が掛かるので使いそうなポイントとなる
- 4.6GHz動作に必要な1.275V固定での電力
- 定格3.2GHz時の電圧と思われる1.020V固定での電力
- デフォルト設定での電力
↑クリックで拡大
全てOCCT(LINPACK)で負荷を掛けた状態で測定。
結果を見ると1.275V固定で動作させるとデフォルト設定の1.4倍程度の電力を消費するようだ。
1.020V固定の場合は前半1.17倍、後半1.08倍の消費電力と言ったところ。
1.020V固定の場合は前半1.17倍、後半1.08倍の消費電力と言ったところ。
電圧固定は低クロックで消費電力が不利になるものの、オーバークロックの限界を高望みしなければ著しく電力を増大させる物ではないようだ。
またオーバークロック時でもEISTは有効なので、負荷によってクロックは上下する。
0.8GHzと4.6GHzを激しく行ったり来たりしているので、一気に処理させてすぐアイドルに戻る使い方なら案外悪くないかも知れない。
組んだ感想
大きめのタワークーラーが2000円以下。そしてオーバークロック可能で4DIMMやシリアルポートなど必要な装備が揃っているマザーボードが6000円未満で買えるというのは凄いと思う。
「4pinFANを使わないと回転制御が効かないQ-FAN」「3phaseのVRM」「オーバークロック時はVcore電圧固定のみ」など安さゆえの制限に注意の必要があるものの、こんな遊びが安マザーで出来てしまうのは本当に面白い。
一通り遊んだ後は定格で使用。元々Celeronで済む用途なのだ。
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